熊取町大久保青年団の紹介

 大久保青年団、正式名称は熊取町青年団大久保支部と言います。
青年団は男子部と女子部で構成されており、その中の最高年齢(男子23〜24歳・女子21〜22歳ぐらい)を幹事(本幹事)と呼びその一学年下を見習い幹事と呼びます。
幹事の男女それぞれから責任者を選び、その責任者を幹事長と呼びます。
現在、祭礼時に青年団団長と呼ばれるのは、この男子幹事長を指すことが一般的です。
(大久保の場合、幹事長のほか副幹事長、会計、会計補佐などの役員があります)
この役員が熊取町の青年団連絡協議会に大久保の青年団代表として参加して 青年団の年間行事を行います。
又、大久保ではこの幹事が青年団の大久保支部の支部長と副支部長を選任します。
支部長は熊取町の各支部より選ばれた支部長による熊取町青年団支部長会に参加しここで熊取町青年団団長を選出します(祭礼のある地域11区とない地域2区の合計13区で構成) 又、祭礼に参加する11区の支部長は熊取地車祭礼委員会に各区の区長、町年番と共に参加し 祭礼におけるコースなどの立案や実行を行います。
大久保区においては支部長の祭礼時の役割は重く、祭礼時の地車の曳行のための泉佐野警察への交渉、申請、許可などは支部長が全て行います又、祭礼時の地車曳行副責任者の役目も負います。(責任者は区長)
大久保区では、昔から祭礼の計画、立案、実行は区の承諾を得て青年団が行うこととなっています。

青年団には、支部長や幹事を手助けする組織がありこれを青年団顧問と呼びます。
顧問の中から代表者として顧問長を選びこの顧問長を中心として青年団の年間行事を手助けしていきます。



 熊取町青年団の歴史は古く、1904年(明治37)、親睦協和・風紀改善・勤勉貯蓄の風潮をつくる目的で、熊取村青年会が結成されました。15歳以上30歳以下の男子を会員とし、 学校や兵役を終了した在郷軍人が指導者となって、夜学を開いて日常生活に必要な知識の取得や農業改善をすすめるなどの活動をしています。この青年会は、1915年(大正4)には青年団となり、各字に支部がつくられ、その後現在の各支部青年団に変化していきました。